マイクラサーバーおすすめ5社を実際に契約して比較【重さ・料金を実測】

結論:マイクラのサーバーは、有料の4社ならどれを選んでも快適に遊べます。差が出るのは速度ではなく、料金・管理画面のわかりやすさ・機能の3つでした。

 

「友達とマイクラをやりたいけど、サーバーはどこで借りればいいのか」。

調べ始めると比較記事がたくさん出てきます。中には実際に契約して料金や起動時間を確かめている記事もありました。

 

ただし5社を同じ日・同じ回線で横並びに測り、計測の回数と条件まで公開している記事は見つかりませんでした。

 

そこで編集部で5社すべてを自費で契約し、同じパソコン・同じ回線・同じ日に計測しました。

申し込みにかかった時間はストップウォッチで計り、サーバーの応答速度は5分間で60回サンプリング。実際にマイクラで接続して、動作の重さも確かめています。

ロリポップ サーバー 操作画面

ロリポップ マルチサーバー

 

この記事では、その実測データをすべて公開します。

公式サイトには書かれていない内部の話や、無料サーバーが実際どのくらい遅いのかまで、数字で見ていきます。

この記事の検証環境

  • 検証日:2026年8月4日〜5日
  • 契約したサービス:ロリポップ! for Gamers/XServer VPS for Game/ConoHa for GAME/Agames/Aternos(すべて編集部が自費で契約)
  • 検証バージョン:マイクラ Java版 26.2
  • 計測方法:応答速度は各社5分間・5秒間隔で60回サンプリング。TPSはプレイヤーが接続した状態で実測
  • 揃えた条件:マイクラ26.2・定員20人・同一回線・同日夕方(揃えられなかった条件も次の章で開示します)

順位や評価はすべて実測データで決めています。

結論:迷ったらロリポップ! for Gamers。5社を実際に契約して計測しました

結論:応答速度が最も速かったのはAgames(中央値34ms)。ただし有料4社の差は最大14msで、体感できるレベルではありませんでした。

 

まず、実測したデータを先に出します。

サービス実質月額応答速度
(中央値)
初回登録に
かかった時間
サーバー種別
Agames630円34ms5分42秒Paper(2GB/4コア)
XServer VPS for Game
1,980円39ms6分07秒バニラ(2GB/3コア)
ロリポップ! for Gamers
(4GB)
1,500円47ms4分12秒バニラ(4GB/4コア)
ConoHa for GAME629円
(初月のみ)
48ms4分59秒バニラ(2GB/3コア)
Aternos無料287ms5分07秒共有サーバー

※各社の最小構成で比較。ロリポップのみ4GBが最小構成でした。参考として、MODを入れるなら4GB以上は必須になります。

 

マイクラのサーバー一覧に4社が並び全て接続可能な状態

実際に5社を同時に契約して比較しました(サーバー名は編集部が付けたもの)

※応答速度は2026年8月5日に札幌から計測した中央値。月額は契約時点の実際の支払額(ConoHaはキャンペーン適用後・XServerは翌月以降の金額。詳しくは料金の章で解説します)

 

数字を見ると差があるように見えますが、有料4社の差は34msから48msの14msぶん。これは人間が体感できる差ではありません。

実際に5社すべてでプレイしましたが、有料4社はどれも引っかかりを感じませんでした。

 

いっぽうで、無料のAternosだけは別世界でした。中央値287msは有料の約7倍です。いま使っているサーバーが重くて悩んでいる場合の切り分けは、マイクラのマルチが重い!原因の切り分けと軽くする方法【実測】で解説しています。

ブロックを壊してから実際に壊れるまで明らかな遅れがあり、走っていると位置が巻き戻される現象も起きました。友達と遊ぶ用途では厳しいというのが、実際に触った上での結論です。

用途別の答え

速度で差がつかないなら、何で選ぶのか。

実際に5社を使い比べた結論は、迷ったらロリポップ! for Gamers を選べば失敗しません。管理画面が5社でいちばんシンプルで、契約から接続まで迷う場面がありませんでした。

 

そのうえで、条件がはっきりしている人には次の選び方もあります。

  1. はじめてサーバーを借りる→ ロリポップ! for Gamers。管理画面が5社でいちばんシンプルで、迷う場面がありませんでした
  2. とにかく安く、短期間だけ遊びたい→ ConoHa for GAME(初月のみ629円〜。2ヶ月目以降は上がるので注意)
  3. サーバーの中身を自分でいじりたい→ XServer VPS for Game。サーバーの中に直接入って細かく設定できます
  4. MODやプラグインを本格的に入れたい→ Agames。数値は5社で最も良く、管理機能も最多。ただし画面が専門的で、初心者にはおすすめできません
  5. まず無料で試したい→ Aternos。ただし上記のとおり動作は異常に重く、本格的に遊ぶなら有料への移行が前提になります

ここから先は、この結論に至った実測データを1つずつ見ていきます。

まず次の章で、どうやって測ったのかを先に説明します。比較記事はいくらでもありますが、計測条件が書かれていない記事の数字は比べようがないためです。

この比較の前提(何を、どうやって測ったか)

結論:5社すべてを同じ日・同じパソコン・同じ回線で計測しました。マイクラのバージョンと定員も全社で揃えています。

 

比較記事の数字は、測り方が書かれていなければ比べようがありません。

「A社は速い」と書かれていても、別の日に別の回線で測った数字なら、その差はサーバーの性能ではなく測定環境の違いかもしれないからです。

 

そこで、この記事では最初に計測条件をすべて公開します。

先に、この記事に出てくる言葉を3つだけ

比較表を読む前に、これだけ知っておくと分かりやすくなります。

  1. ms(ミリ秒):1msは1000分の1秒。サーバーに問い合わせて返事が来るまでの時間で、小さいほど速い。100msなら0.1秒です
  2. バニラ:マイクラ公式のサーバーソフトのこと。何も手を加えていない標準状態を指します。対してPaperは、動作を軽くするために有志が改良したソフトです
  3. VPS:1台のサーバーを分割して貸し出す仕組み。中身を自分で自由に設定できる代わりに、専門的な操作が必要な場面があります

計測した環境

項目内容
検証日2026年8月4日(同日中にすべて計測)
回線北海道・札幌市の自宅回線(光回線・全社とも同一)
マイクラJava版 26.2(全社とも同一バージョン)
サーバー設定全社とも定員20人・初期設定のまま変更なし
契約5社すべて編集部が自費で契約(各社の通常申込みと同じ条件)

揃えられなかった条件も書いておきます

正直に書くと、すべての条件を完全に揃えることはできませんでした。各社でプランの構成が違うためです。

揃えたもの検証日/使用パソコン/回線/マイクラのバージョン/サーバーの定員/計測方法と回数
揃えられなかったものメモリ量(ロリポップのみ4GB、他は2GB)/CPUのコア数(3〜4コア)/サーバーソフト(Agamesのみ Paper、他はバニラ)

とくにロリポップだけが4GBなのは、Java版で選べる最小プランが4GBだったためです(この点は料金の章で詳しく書きます)。

またAgamesだけが Paperという、動作を軽くしたサーバーソフトを初期採用していました。他4社は公式のバニラです。

 

つまりAgamesの数字が良かったことには、ソフトの違いという理由もあります。この記事の順位は「同じ土俵で殴り合った結果」ではなく、「各社が初期状態で提供してくるものを、そのまま使ったときの結果」として読んでください。実際に契約した人が最初に体験するのはこの状態なので、比較としてはこちらのほうが実態に近いと考えています。

応答速度の測り方

サーバーに問い合わせを送ってから返事が返るまでの時間を、5秒ごとに5分間、1社あたり60回測りました。

1回だけの計測では、たまたま混んでいた瞬間や、たまたま空いていた瞬間の数字を拾ってしまいます。

 

そのため、この記事では平均値ではなく中央値を中心に見ています。

平均値は1回の大きな遅れに引っ張られますが、中央値は「ふだんどのくらいか」を表すためです。あわせて最大値も載せているので、瞬間的な引っかかりの起きやすさも比べられます。

TPSの測り方(ここが他の記事と違います)

TPSは、サーバーが1秒間にワールドを何回更新しているかを示す数字です。最大が20で、これを下回るとゲーム内の時間がゆっくりになります。

 

このTPSには、実際に測ってみて分かった重要な注意点がありました。

プレイヤーが誰もいないサーバーでは、TPSを測っても意味がありません。

 

サーバーの中に入って計測したところ、無人の状態では1秒あたり0回、つまりワールドがまったく進んでいませんでした。人が入った瞬間に20へ跳ね上がります。

 

これはサーバーの不具合ではなく、そういう仕組みです。誰もいない間は処理を止めておき、人が来たら動き出す。だからこそ、TPSは必ずプレイヤーが接続した状態で測る必要があります。

この記事のTPSは、すべて実際にログインして遊んでいる最中に計測した数字です。

重いマイクラサーバーはどれ?5社の速度を同じ条件で実測

結論:最速はAgamesの34ms。ただし有料4社は34〜48msの範囲に収まっており、この差をプレイ中に感じることはありませんでした。無料のAternosだけが287msで、明確に別のグループです。

 

まず数字を出します。1社あたり5分間・60回ずつ測った結果です。

サービス中央値平均最小最大
Agames(2GB・630円)34ms36ms32ms95ms
XServer VPS for Game(2GB)39ms41ms38ms125ms
ロリポップ! for Gamers(4GB・1,500円)47ms48ms46ms62ms
ConoHa for GAME(2GB・初月のみ629円)48ms49ms46ms74ms
Aternos(無料)287ms400ms268ms909ms

※2026年8月5日、札幌の同一回線・同一パソコンから計測。数値が小さいほど速い

 

先に断っておきます。この数字は「サーバーの性能の順位」ではありません。

理由は3つあります。

  1. サーバーの設置場所が違う:応答速度は距離の影響を大きく受けます。今回は札幌からの計測なので、各社のデータセンターがどこにあるかで数十msは変わりえます
  2. 契約したプランが違う:ロリポップだけ4GB/4コア、他は2GB/3〜4コアです
  3. 無料のAternosだけ仕組みが違う:1台を大勢で分け合う共有型なので、専用に借りる有料4社とは前提が違います

つまりこの表は、「各社が初期状態で出してくるものを、そのまま使ったときにどうなるか」の比較です。

実際に契約した人が最初に体験するのはこの状態なので、比較としては実態に近いです。ただ、純粋な性能競争の結果ではないという点は正確に伝えておきます。

有料4社の差は、遊んでいて分かりません

表を見ると、Agamesの34msとConoHaの48msには14msの開きがあります。

数字の上では約1.4倍ですが、14msは0.014秒です。まばたき1回が0.1〜0.15秒なので、その10分の1ほど。

 

実際に4社すべてで遊んでみましたが、ブロックを壊す、走る、水に飛び込む、モンスターに攻撃する、どの動作でも違いは分かりませんでした。

 

つまり有料の4社については、速度を理由に選ぶ必要はありません。

編集部としては、この差で順位を付けることに意味を見いだせませんでした。選ぶ基準は、このあとの料金や管理画面の章を見てください。

瞬間的な引っかかりは、順位が入れ替わります

ただし、最大値の列を見ると別の姿が見えてきます。

  • ロリポップ:62ms(最も安定。跳ね上がりがほぼない)
  • ConoHa:74ms
  • Agames:95ms
  • XServer:125ms

中央値ではXServerがロリポップより速かったのに、瞬間的な引っかかりの大きさではロリポップのほうが小さいという逆転が起きています。

これは60回の計測のうち1回か2回、他より時間がかかった瞬間があったということです。プレイ中に一瞬だけ動きが引っかかる、という現象に相当します。

 

ロリポップは中央値では3番目でしたが、跳ね上がりがいちばん小さいサービスでした。5分間の計測で、一度も大きく崩れていません。

Agamesも95msと十分に安定しています。ただしAgamesには管理画面が異常に難しいという別の問題があり、それはあとの章で詳しく書きます。

無料サーバーだけは、はっきり重いと分かります

有料4社が34〜48msだったのに対し、無料のAternosは287msでした。有料の約7倍です。ここだけは、数字の差がそのまま体感の差になります。

実際に接続すると、ブロックを壊す反応が遅れ、走ると位置が巻き戻される現象が起きました。

 

遊んだときの詳しい状態と、速度以外の制限は、後半の無料サーバーの章でまとめて書きます。

この計測の限界

最後に、この計測の限界も書いておきます。

 

応答速度はサーバーの性能だけでなく、住んでいる場所と回線にも左右されます。今回は札幌からの計測なので、東京や大阪から接続すればまた違う数字になります。

また、計測したのは2026年8月5日の午後という特定の時間帯です。とくに無料サーバーは利用者の混み具合で変わるため、深夜や休日はこの数字より遅くなる可能性があります。

 

それでも、5社を同じ日・同じ場所・同じ機材で測ったという点は変わりません。絶対値ではなく、社どうしの相対的な位置関係として読んでください。

サーバーが重くなる原因は?処理速度(TPS)を実測しました

結論:「重い」には2種類あります。今回5社を測ったところ、サーバーの処理が遅れることは一度もなく、差がついたのは操作の反応が返ってくるまでの時間だけでした。

 

ひとことで「サーバーが重い」と言いますが、実際に起きていることは2つに分かれます。

①サーバーの処理が遅れる②操作の反応が返ってこない
何が起きるか作物が育たない/モンスターが動かない/ゲーム内の時間がスローになるブロックを壊しても消えない/走ると位置が巻き戻される
見分け方ワールド全体がスローモーションになる自分の操作だけが遅れて反映される
測る数字処理速度(TPS)応答速度(ms)

この章では①を測ります。TPSは、サーバーが1秒間にワールドを何回更新しているかを表す数字です。

マイクラは1秒間に20回更新するように作られているので、20が上限であり満点。これを下回ると、ワールドの時間そのものが遅れ始めます。

 

結論から言うと、今回の5社では①は一度も起きませんでした。

①処理の遅れ:5社とも、一度も起きませんでした

サービスTPS計測時間(更新回数)
ロリポップ! for Gamers(4GB・4コア)20.0166.31秒(1,327回)
XServer VPS for Game(2GB・3コア)20.0161.96秒(1,240回)
Aternos(無料・共有)20.0163.53秒(1,271回)
ConoHa for GAME(2GB・3コア)20.0071.84秒(1,437回)
Agames(2GB・4コア)20.0直近1分・5分・15分の平均

※すべてプレイヤーが接続してプレイ中の状態で計測

 

たとえばロリポップの20.01は、66.31秒間に1,327回更新された実測値をそのまま割った結果です(1,327 ÷ 66.31 = 20.01)。

Agamesだけは管理画面のコンソールから取った数字で、1分・5分・15分すべてが20.0。15分間ずっと落ちませんでした。

 

つまり2GBという最小クラスのプランでも、処理が追いつかなくなることはありませんでした。

②反応の遅れ:差がついたのはこちらだけでした

では、無料サーバーで感じたあの遅さは何だったのか。答えは②です。

無料のAternosは応答速度が287msで、有料4社の34〜48msに対して約7倍かかっていました。ところがサーバーの処理速度は20.01で、有料と同じ満点だったのです。

無料(Aternos)有料4社
応答速度287ms34〜48ms
処理速度(TPS)20.0120.00〜20.01

つまり、無料サーバーの遅さはサーバーの計算が追いつかないからではなく、返事が返ってくるまでに時間がかかるからです。

 

ブロックを壊してから消えるまでの遅れも、走ったときに位置が巻き戻される現象も、サーバーが処理落ちしているわけではありません。

操作がサーバーに届いて、結果が返ってくるまでの往復に時間がかかっている結果です。

 

ですから「無料はスペックが低いから重い」という説明は正確ではありません。実際、割り当てられたメモリは2,450MBで、有料の2GBプランより多いくらいでした。

原因はサーバーが海外にあることと、1台を大勢で分け合っていることです。どちらもプランを上げて解決する種類のものではありません。詳しくはマイクラの無料サーバーはどこまで遊べる?有料との差を同時契約して計測しましたにまとめています。

 

つまり「サーバーが重くなる原因は?」への今回の答えは、①「処理の遅れ」ではなく②「反応の遅れ」でした。有料4社を選ぶかぎり②の差も体感できない範囲なので、速度を理由に会社を選ぶ必要はありません。

誰もいないとき、サーバーは動いていません

計測の途中で、予想外のことが起きました。

最初にTPSを測ったとき、結果は1秒あたり0回でした。12秒間測っても、30秒間測っても、更新回数はゼロ。

 

故障を疑いましたが、原因はすぐに分かりました。そのとき誰もサーバーに接続していなかったからです。

同じサーバーに1人ログインして測り直すと、数字は20.01に跳ね上がりました。CPUの使用率も0%から21%へ変わっています。

 

これは不具合ではありません。マイクラのサーバーには、無人の状態が続くと処理を止める設定が初めから入っているためです。

具体的にはserver.propertiesという設定ファイルの「pause-when-empty-seconds」という項目で、初期値は60秒。誰もいない状態が60秒続くと止まり、人が入ると再開します。無駄な計算をしないための仕組みです。

「24時間稼働」の意味を正確に知っておく

この発見は、レンタルサーバーの宣伝文句を正しく読むために重要です。

 

各社が書いている「24時間稼働」は、24時間いつでも入れる状態で待っているという意味です。

ワールドが24時間進み続けるという意味ではありません。これはマイクラのサーバー本体に備わっている仕組みで、無料のAternosでもサーバーのログに「無人の状態が60秒続いたので一時停止しました」と記録されているのを確認しました。

 

初期設定のまま、誰もログインしていない間はこうなります。

  • 作物は育ちません
  • 自動装置は動きません
  • モンスターも湧きません
  • ゲーム内の時間も進みません

つまり「寝ている間に自動収穫を回しておく」という使い方は、初期状態ではできません。

ただしこの設定は変更できます。先ほどのpause-when-empty-secondsを0にすれば、無人でもワールドが動き続けます。

 

変更するには設定ファイルを編集する必要があるため、ファイル管理の機能があるサービスを選ぶ必要があります。

今回の5社では、ロリポップ(ファイル管理タブ)とAgames(Files・Startup)にその機能がありました。

 

「寝ている間も装置を回したい」という遊び方をする人は、契約前にこの点を確認してください。

参考:プレイ中にサーバーの中で何が起きていたか

XServerはサーバーの中に直接入れる契約だったため、プレイ中の内部の様子も記録できました。

項目誰もいないとき1人プレイ中
CPU使用率0.0%21.3%
メモリ使用量225MB328MB
サーバー全体のメモリ791MB / 1,957MB993MB / 1,957MB

誰もいないときはCPUが0.0%で、1人入っただけで21.3%まで上がっています。前の項で書いた「無人だと止まっている」が、サーバーの内側から見てもそのとおりだったということです。

 

なお、編集部が実際に入って測れたのはここまでで、複数人での計測はしていません。何人まで快適かは、あとの章で各社の公式目安と合わせて整理します。

料金:実際に契約して払った金額はいくらか

料金の比較は、公式サイトの「〜円から」という表記をそのまま並べても意味がありません。条件が各社バラバラだからです。

そこで実際に最小構成を契約して、支払い画面に出た金額をそのまま記録しました。

サービス契約したプラン実際に払った額備考
Agames2GB・4コア・月額630円1GBなら180円から
ConoHa for GAME2GB・3コア・1ヶ月629円
※初月のみ
キャンペーンで69%オフ。
2ヶ月目以降は2,032円
XServer VPS for Game2GB・3コア・1ヶ月1,296円初月は日割り。翌月から1,496円
(2026年9月1日に1,980円へ改定)
ロリポップ! for Gamers4GB・4コア・1ヶ月1,500円Java版は4GBが最小
Aternos無料プラン0円広告表示あり

ロリポップの「2GB・800円から」でJava版は借りられません

これは実際に申し込んでみて初めて気づいた点です。

ロリポップの公式サイトには「2GB 月額800円〜」という表記があります。ところがMinecraft(Java版)を選ぶと、プランの選択肢は4GBからしか出てきません。

 

ゲーム選択の画面で並んでいる価格を見ると、その理由が分かります。

  • Minecraft(Java版):3日520円〜(=4GBプランの3日料金)
  • Minecraft(統合版):3日260円〜(=2GBプランの3日料金)

ロリポップのJava版プラン選択画面。最小が4GBになっている

Java版を選ぶと、プランは4GBからしか表示されません

 

つまり2GBという安いプランは統合版専用で、Java版で遊ぶなら最低でも4GB・月1,500円からということです。

パソコンでMOD入りのマイクラを遊びたい人は、ほぼ全員がJava版を使います。MODを入れるなら4GBは最低必要なので、そもそも2GBプランを用意していないのでしょう。

 

当然、4GBは他社の2GBより余裕があるスペックなので、単純に割高というわけではありません。むしろ大人数でやるならメモリは多い方が安心なのは間違いありません。ケチって低いスペックを買って、遊ぶときにぐだぐだになったら最悪ですからね。

比べるときは「同じメモリ量どうし」で見る必要がある、ということです。

同じ4GBで並べ直すと差はかなり縮まります

上の実払い表は、編集部が実際に契約したプランの金額です。ロリポップだけ4GB、他社は2GBなので、そのまま比べると高く見えます。

そこで4社すべてを4GBで揃えて、公式サイトの金額を並べ直しました。

サービス4GB・1ヶ月備考
ConoHa for GAME1,183円
※初月のみ
2ヶ月目以降は3,608円
Agames(標準サーバー)1,260円「Java版1〜5人」の推奨プラン
ロリポップ! for Gamers1,500円編集部が契約した金額
XServer VPS for Game2,640円2026年9月1日に2,200円から改定

※2026年8月6日に各社の公式サイトで確認した金額です(XServerは2026年9月1日の改定後の価格)。

 

同じ4GBで見ると、ロリポップは4社中3番目でした。いちばん高いのはXServerで、ロリポップより1,140円上です。

またConoHaの1,183円はキャンペーン価格で、初月のみ。2ヶ月目以降は3,608円です。長期で見ると順番は変わります。

長く使うほど安くなる仕組み(ロリポップ・XServer)

契約期間を長くすると単価が下がる仕組みは、多くのサービスにあります。ロリポップの場合はこうでした。

契約期間月あたり割引
3日520円(期間ぶんの総額)—
1ヶ月1,500円—
3ヶ月1,314円12%オフ
6ヶ月1,241円17%オフ
12ヶ月1,146円23%オフ
36ヶ月1,082円27%オフ

※4GBプランの場合

 

ロリポップの契約期間別の料金表。長期契約ほど月額が下がる

ここで注目したいのが「3日520円」というプランの存在です。

週末だけ友達と集まって遊ぶ、という使い方なら、月額を払い続けるより3日プランを必要なときだけ借りるほうが安く済みます。この売り方は5社の中でロリポップだけでした。

 

XServerも3ヶ月以上の契約で単価が下がります。ただし1ヶ月で解約する前提なら割引は効かないので、長く使う見込みがあるかどうかで選び方が変わります。

ConoHaは、安いのは最初の契約だけです

ConoHaの2GBプランは、通常価格が月2,032円です。

ところが今回契約したときはキャンペーン中で、629円(69%オフ)で契約できました。さらに検証中に確認したところ、別のキャンペーンで最大77%オフという表示も出ていました。

 

つまりConoHaは、いつ申し込むかで支払額が3倍近く変わります。

 

そしてもうひとつ、このキャンペーン価格が適用されるのは申し込みのときだけです。公式サイトにも「更新時には適用されません」と明記されています。

1ヶ月ごとに更新していくと、2回目からは通常価格が基準になります。629円が続くわけではありません。

 

安く長く使いたいなら、申し込みの時点で長い期間を選んでおく必要があります。

ただしその場合は途中解約ができず、期間ぶんを一括で前払いすることになります。

 

この点はロリポップやXServerと仕組みが違います。ロリポップの「12ヶ月で23%オフ」は期間割引で、割引率は小さいかわりに条件が変わりにくい形です。

ConoHaの料金の仕組みはConoHaでマイクラサーバーを立てる手順【5社と実測比較】で詳しく書いています。

 

なお、ConoHaには時間単位で課金される「時間課金」も選べます。

今回の2GBは1時間あたり3.7円で、月額の上限が2,032円という仕組みでした。数日だけ試したい場合はこちらのほうが安くなります。

なお、ConoHaには時間単位で課金される「時間課金」も選べます。今回の2GBは1時間あたり3.7円で、月額の上限が2,032円という仕組みでした。数日だけ試したい場合はこちらのほうが安くなります。

Agamesは1GB 180円から。ただし条件があります

Agamesは今回の5社で最も細かく安いプランを持っていました。

  • 1GB:180円
  • 2GB:630円(今回契約したプラン。4コア・ディスク20GB)

ただし1GBは、マイクラを動かすには余裕が少ない容量です。

OSなど他の処理も動くことを考えると、1GBのプランでは実際にマイクラが使える分はもっと少なくなります。

 

友達と数人で遊ぶなら、2GB以上を選ぶのが現実的です。

XServerは2026年9月1日に値上げされました

検証中に管理画面で改定の告知を見つけ、2026年9月1日に実施されたことを公式サイトで確認しました。2GBプランは1,496円から1,980円へ、32%上がっています(最新の金額はXServer VPS for Game公式サイトでご確認ください)。全プランの新旧料金はXServerでマイクラサーバーを立てる手順【3サービスを比較】にまとめています。

この記事の料金はすべて2026年8月4日時点の実額です(XServerのみ9月1日の改定後の価格)。契約するときは必ず公式サイトで最新の金額を確認してください。

 

サーバーの料金は、キャンペーン・改定・為替などで動きます。「この記事に書いてあった金額と違う」ということは起こり得ます。金額は目安として読み、最終確認は公式サイトでお願いします。

結局いくらかかるのか:1年間の総額で比べる

1ヶ月の金額を12倍しても、実際に払う額にはなりません。どの会社も1年ぶんをまとめて契約するほうが安くなるからです。

 

そこで1年続ける前提で、各社の金額を並べ直しました。

マイクラサーバーは5人以上でも安定して遊ぶために、またMODを入れるために4GB以上にした方が良いです。ロリポップもJava版は4GBからです。そこで4GBで揃えて比べます。

サービス(4GB)12ヶ月契約なら
月あたり
1年間の総額1日あたり
ConoHa for GAME1,039円12,468円約34円
ロリポップ! for Gamers1,146円13,752円約38円
Agames1,260円
(月額の自動更新)
15,120円約41円
XServer VPS for Game2,200円26,400円約72円

※2026年8月7日に各社の公式サイトで確認した、4GBプランを12ヶ月契約したときの金額です。

 

4GBで揃えると、ConoHaとロリポップの差は年1,284円まで縮まります。1ヶ月あたり107円です。

2GB同士で比べたときのような大きな差はありません。4GB以上で選ぶなら、金額はほぼ横並びと考えて、管理画面や機能で決めるほうが納得しやすくなります。

 

いちばん高いのはXServerで、ConoHaとは年9,132円の開きがあります。

4人までバニラで遊ぶなら2GBでも足ります

2GBで遊ぶ場合の1年間の総額はこちらです。

サービス(2GB)1年間の総額
ConoHa for GAME6,120円
Agames7,560円
XServer VPS for Game14,040円
ロリポップ! for GamersJava版に2GBはありません

※公式Realmsはプランの選択がなく、月904円・年10,848円です

 

2GBで足りるならConoHaが安くなります。ロリポップはJava版に2GBの選択肢がないので、この土俵には乗りません。

ConoHaの安さは1年目だけです

ConoHaの割引はキャンペーン価格で、適用されるのは申し込みのときだけです。公式サイトにも「更新時には適用されません」と明記されています。4GBの通常価格は月3,608円です。

ただしConoHaはキャンペーンを常時やっている会社です。編集部が検証していた期間中も、別に最大77%オフの表示が出ていました。更新のときに別のキャンペーンがある可能性もあります。

 

2年目がいくらになるかは、そのときにならないと分かりません。高いか安いかではなく、先の金額が読みにくいということです。

いっぽうロリポップの「12ヶ月で23%オフ」は期間割引で、キャンペーンではありません。Conohaと比べると条件が変わりにくい形です。

 

4GBで見れば1年の差は1,284円なので、この点を気にする人はロリポップを選んでも損はしません。ConoHaの料金の詳しい仕組みはConoHaでマイクラサーバーを立てる手順【5社と実測比較】にまとめています。

 

なおXServerは2026年9月1日に値上げが予告されています。上の金額は改定前のものです。

友達と割り勘にするといくらか

サーバー代は用意した1人が払うのが基本ですが、人数で割ればさらに下がります。

遊ぶ人数1人あたりの月額(629円のプラン)
2人315円
4人158円
6人105円

4人で遊ぶなら1人158円です。ゲーム内で課金するより安く、しかも全員が使えます。

安く抑えるための4つの方法

今回5社を契約して分かった、支払いを減らす方法です。

  1. キャンペーンの時期に申し込む。ConoHaは通常2,032円が629円になっていました。3倍以上変わります。ただしこの価格は申し込みのときだけなので、長く使うなら申し込みの時点で長い期間を選んでおいてください
  2. 長期契約にする。ロリポップは12ヶ月で23%、36ヶ月で27%下がりました
  3. 短期プランを使う。週末だけ遊ぶなら、ロリポップの3日520円という選択肢があります
  4. 必要なメモリだけ買う。友達4人までバニラで遊ぶなら2GBで足ります(5人以上やMODを入れるなら4GB以上)

逆にやらないほうがいいのは、1GBプランを選ぶことです。Agamesには180円のプランがありますが、マイクラのサーバーはOSと合わせて動くので、1GBでは余裕がほとんど残りません。安さだけで選ぶと、人が集まったときに苦しくなります。

無料と有料、1年でいくら違うか

無料サーバーとの差も出しておきます。

1年間の費用応答速度
無料サーバー0円287ms
有料(最安)6,120円34〜48ms

年6,120円を払うかどうかで、操作の反応が6〜8倍変わります。無料サーバーの実際の使い心地はマイクラの無料サーバーはどこまで遊べる?有料との差を同時契約して計測しましたで計測しています。

管理画面のやさしさ比較:ここがいちばん差が出ました

結論:速度でも料金でもなく、管理画面のわかりやすさが5社で最も差が出た部分でした。はじめて借りるならロリポップ、細かく設定したいならXServer、専門知識があるならAgamesもアリ、という住み分けになります。

 

サーバーを借りたあと、実際に触るのは管理画面です。

ここで迷うと「よく分からないまま月額だけ払っている」状態になります。5社を実際に操作してみて、この部分の差がいちばん大きいと感じました。

サービスメニュー数難しさ特徴
ロリポップ! for Gamers3個やさしいサーバー・バックアップ・支払いのみ
Aternos9個ふつう日本語だが広告が多い
ConoHa for GAME5個+専用管理画面ふつうマイクラ専用の管理画面が別にある
XServer VPS for Game約12個やや難しいサーバーの設定項目が多い
Agames16個とても難しい専門的な機能が並ぶ

ロリポップ! for Gamers|迷う場所がありません

ロリポップの管理画面は、左のメニューが「サーバー」「バックアップ」「支払い」の3つだけです。

ロリポップの管理画面。左メニューはサーバー・バックアップ・支払いの3つのみ

サーバーの画面を開くと、上に「詳細」「ゲーム設定」「ファイル管理」の3つのタブがあり、その中に必要な機能が収まっています。

実際に触ってみて、どこに何があるか探す必要がありませんでした。バージョンの変更も、ワールドの作り直しも、画面を見ればボタンがそこにあります。

 

サーバーを借りたことがない人がつまずくのは、たいてい「専門用語が並んでいて、どれを押せばいいか分からない」場面です。

ロリポップはその場面がほとんどありません。

 

はじめてサーバーを借りる人には、圧倒的に使いやすい設計になっています。

 

さらに、MODの変更も全部管理画面から行えます。MODパックの導入も簡単なので、初心者でも心配せずMODを遊べます。

詳しくは「マイクラのMODサーバーの作り方|有料サーバー4社それぞれ解説【ロリポップが簡単】」で解説しています。

Agames|機能は5社で最多、ただし専門的です

いっぽうAgamesは、真逆の方向に振り切っています。

Agamesの管理画面。17個のメニューが並ぶ専門的な構成

左のメニューには17個の項目が並びます。コンソール、プレイヤー管理、ファイル、MOD、MODパック、ワールド、データベース、スケジュール、ユーザー、バックアップ、ネットワーク、起動設定、サブドメイン、バージョン、設定、ファイアウォール、操作履歴。

 

できることの量は5社でトップです。月630円でこれだけの管理機能が付くサービスは他にありませんでした。

ただし、実際に触った率直な感想はこうです。

 

初心者向けの設計ではありません。

 

具体的な例をひとつ挙げます。この記事のためにTPSを測ろうとしたとき、ゲーム内のチャットからコマンドを打っても権限がなくて実行できませんでした。管理画面のコンソールから直接コマンドを打って、ようやく数字が取れています。

 

サーバーの仕組みをある程度知っている人には強力な道具ですが、「友達とマイクラをやりたいだけ」なら、ここまでの機能は使わないかもしれません。

なお、この管理画面はPterodactylという、世界中のゲームサーバー業者が使っているソフトをそのまま採用したものです。だから機能が豊富で、だから専門的なんですね。

XServer VPS for Game|中間だが、SSHを開ける場面があります

XServerはその中間です。メニューは12個ほどで、ゲームの設定は「Minecraft簡単移行」など分かりやすい名前が付いています。

ただし今回、サーバーの中に入って詳しく調べようとしたとき、初期状態では接続がブロックされていました。管理画面の「パケットフィルター設定」からSSHという項目を追加して、ようやく入れています。

 

これは裏を返せば初期状態のセキュリティが固いということで、初心者を守る良い設計です。ただし「サーバーの中をいじりたい」人にとっては、ひと手間かかる場所になります。

サーバーの中身を自分で設定したい人に向いています(料金は5社で2番目に高いので、安さで選ぶサービスではありません)。

ConoHa for GAME|マイクラ専用の管理画面が別にあります

ConoHaは、VPSの管理画面とは別に「Minecraft manager」という専用画面が用意されています。

サーバーの起動・停止やバージョン変更を、コマンドを使わずに操作できる仕組みです。

Aternos|日本語だが、広告に注意が必要です

無料のAternosは、管理画面が日本語で分かりやすい構成になっています。9個のメニューはどれも役割が明確です。

ただし広告が多く、しかも紛らわしいものが混じっています。

 

実際に遭遇したのは、次の2つです。

  1. トップページに大きく表示される「ダウンロード」ボタン。押すとAternosとは関係のないブラウザ拡張機能の宣伝でした
  2. サーバー一覧の下に「1. サーバーを作成する」という、画面の一部に見える表示。これも広告です

Aternosの管理画面。周囲に広告が表示されている

無料サービスの運営費が広告で賄われている以上、避けられない部分ではあります。ただし操作に慣れていない人が誤って押してしまう危険があるので、ボタンの上に「広告」と書かれていないか確認する習慣をつけてください。

MODを入れるなら、サーバーソフトの種類も見てください

MODやプラグインを使いたい場合、そのサーバーが最初から何のソフトで動いているかが効いてきます。

マイクラのサーバーには種類があり、できることが変わります。

  • バニラ:公式のサーバー。何も入っていない標準状態
  • Paper・Spigot:動作を軽くしたもの。プラグイン(サーバー側だけで動く拡張)が使えます
  • Forge・Fabric・NeoForge:MOD(遊ぶ人のパソコンにも同じものを入れる拡張)が使えます

 

今回の5社が契約直後にどの状態だったかを記録しました。

サービス初期状態申込時の選択
ロリポップ! for Gamersバニラ管理画面から変更可
XServer VPS for Gameバニラ申込画面でPaper・Forge・Fabric等を選べる
ConoHa for GAMEバニラ専用の管理画面から変更
AgamesPaper申込画面でエディションを選択
Aternosバニラ管理画面から変更可

Agamesだけが、最初からPaperで動いていました。プラグインをすぐ入れられる状態です。

またXServerは、申し込みの画面でサーバーソフトを選べる仕組みになっていました。ここでPaperやForgeを選んでおけば、あとから入れ替える手間がかかりません。

 

この記事の応答速度の比較でAgamesが最も良い数字だったのは、Paperという軽いソフトで動いていたことも理由の1つと考えられます。他社も同じソフトに変えれば差は縮まる可能性があります。

MODやプラグインの入れ方は、マイクラのMODサーバーの作り方|有料サーバー4社それぞれ解説【ロリポップが簡単】で4社の管理画面を比べています。

バックアップの扱いは、各社でかなり違いました

管理画面の話でもう一点、大事なことが分かりました。バックアップの仕組みが各社でまったく違います。

ロリポップは手動で取る設計でした。バックアップ画面に自動バックアップの設定項目がなく、「バックアップ作成」のボタンを押して自分で取ります。

ロリポップのバックアップ画面。自動バックアップの設定項目がなく手動で作成する

自動バックアップの設定項目はなく、「バックアップ作成」から手動で取る形です

 

実際に取ってみたところ、128.69MBのバックアップが約1分で作られました。ボタンを押して名前をつけるだけです。

この方式には保存期間が無期限という利点があります。画面には「保存期間はアカウントにサーバーのご契約がある間は無期限」と書かれていました。

 

いっぽうで取り忘れると何も残りません。編集部が契約から8時間後に確認したときは、実際にプレイしたあとでもバックアップは0件でした。遊び終わったタイミングで自分で取る習慣が必要です。

 

XServerは自動バックアップが1日1回・最大14日分で、初期状態から有効になっていました。取り忘れの心配がないのはこちらです。ただし保持は14日間なので、それより前のデータは残りません。

ConoHaは申し込み時に「自動バックアップ」の項目がありましたが、初期状態では無効になっていました。有効にするかどうかを申込画面で選ぶ形式です。

 

自動で取ってほしいならXServer、長く残したいならロリポップ、という違いです。どちらが優れているというより設計思想の差です。

また、どのサービスを選ぶ場合でも、契約したらまずバックアップの画面を開いて、ボタンの位置だけ確認しておくと安心です。いざワールドが壊れてから探すより、最初に見つけておくほうが早いためです。

 

バックアップの取り方と、取ったデータを手元に持ち出せるかの4社実測はマイクラサーバーのバックアップと引っ越し方法|有名サーバー4社解説で詳しくまとめています。

無料サーバーという選択肢とその限界

結論:無料サーバーは実在します。ただし応答速度が有料の約7倍かかり、友達と遊ぶ用途では実用に耐えませんでした。

 

「マイクラ サーバー 無料」と検索する人は多く、実際に無料で使えるサービスも存在します。

今回はその代表格であるAternosを契約し、有料4社とまったく同じ条件で計測しました。

決定的な差は、遊んでいる最中に出ます

応答速度の中央値は287ms。有料4社が34〜48msだったので、約7倍かかっています。

 

この差は、数字だけの話では終わりません。実際に遊んだときの状態をそのまま書きます。

  • ブロックを壊してから、実際にブロックが消えるまでに明らかな遅れがある
  • モンスターを攻撃したときの反応が遅れる
  • やられて死ぬときの表示も遅れる
  • 走っていると、進んだはずの位置が巻き戻される

一人でワールドを覗く程度なら使えますが、友達と一緒に遊ぶ用途では厳しいというのが、実際に触っての結論です。

 

なお、接続そのものは安定していました。5分間の計測で56回すべて応答があり、切断は一度も起きていません。「つながらない」のではなく「遅い」というのが正確な表現です。

速度以外にも、無料には制約があります

編集部が実際に契約して確認したところ、無料サーバーには次のような点がありました。

  • 放置するとワールドが消える可能性がある(管理画面に警告が表示されます)
  • 誰もいないとサーバーごと停止する。次に遊ぶときは誰かが起動し直す必要があります
  • 管理画面が広告に囲まれている。操作ボタンに似せた広告も混じっています

友達と一緒に遊ぶことが目的なら、無料は選択肢から外れます。

 

いま申し込める無料サービスはどれか、無料でどこまで遊べるのかは、マイクラの無料サーバーはどこまで遊べる?有料との差を同時契約して計測しましたに、計測結果と各社の受付状況をまとめています。

 

なお有料の最安クラスは月629円からです。1日あたり20円ほどで、ラグのない環境と、消えないワールドと、いつでも入れる状態が手に入ります。

起動し直す手間や、ワールドが消えるリスクを考えると、この差額は小さいというのが5社すべてを触っての結論です。

レンタルサーバー以外の選択肢:公式Realmsという手もあります

結論:いちばん簡単なのはマイクラ公式の「Realms」です。速さも5社の最速と同じでした。ただしMODが使えず、設定できることも限られるため、この記事ではレンタルサーバーを勧めています。

 

ここまでレンタルサーバー5社を比べてきましたが、実はマイクラ公式が用意しているサーバーサービスもあります。「Realms(レルムズ)」です。

比較の全体像を整理しておきます。

方法月額の目安MOD同時人数手間
公式Realms904円使えない自分+10人いちばん簡単
レンタルサーバー(この記事の5社)629〜1,500円自由設定次第(初期は20人)申し込み5〜10分
無料サーバー0円制限あり20人簡単だが動作が重い

※Realmsの料金と人数は、2026年8月5日に編集部が実際に契約して確認した値です。料金はドル建てのため為替で変わります。最新の条件はMinecraft公式のRealmsページをご確認ください

 

Realmsの利点はとにかく手間がかからないことです。マイクラのゲーム内から申し込めて、サーバーのアドレスを友達に伝える必要すらありません。

Realmsも実際に契約して測りました

編集部で30日間の無料体験を申し込み、5社とまったく同じ条件で計測しました。分かったことは3つです。

①サーバーは東日本にありました

接続時の画面に「サーバーの地域:東日本」と表示されます。「公式Realmsは海外だから遅い」と書かれているのを見かけますが、編集部の環境では国内につながっていました。

Realmsへの接続画面。サーバーの地域が東日本と表示されている

②速さは、この5社でいちばん速いサーバーと同じでした

Realmsも同じ条件で計測しました。結果は、今回の5社でいちばん速かったサーバーとまったく同じ速さです。

公式だから特別に速い、ということはありませんでした。速さを理由にRealmsを選ぶ意味はありません。

③バックアップも管理画面も、レンタルサーバーと差はありませんでした

Realmの設定画面はタブが4つで、バックアップは「ワールドのバックアップ」ボタンを押すだけです。ロリポップの管理画面でもボタン1つで取れるので、手間の差はありません。

Realmの設定画面。ワールドのバックアップボタンがある

申し込みにかかった時間も6分03秒で、5社(4分12秒〜6分07秒)と変わりませんでした。

それでもこの記事がレンタルサーバーを勧める理由は2つです。

  1. MODやプラグインが使えません。「友達と少し変わった遊び方をしたい」と思った時点で選択肢から外れます
  2. 料金は同じ価格帯なのに、できることが少ない。今回の5社は月629〜1,500円で、Realmsの904円はちょうどその中に収まります。それでいてレンタルサーバー側は、人数の上限を変える、難易度を変える、プラグインを入れるといった調整が自由にできます

 

なお、Realmsやレンタルサーバー以外にどんな方法があるのかから知りたい場合は、マイクラのマルチプレイのやり方4つを比較【Java版・費用を実測】で4つの方法を横に並べています。

Switch・スマホの友達と遊びたい場合(統合版)

結論:統合版のサーバーも各社が用意しています。ただしSwitch・PS・Xboxからは借りたサーバーに入れないので、ゲーム機の友達と遊ぶなら公式のRealmsになります。

 

マイクラには2つの種類があり、原則として一緒に遊べません。

  • Java版:パソコン専用。MODが使える。この記事で検証したのはこちら
  • 統合版:Switch・スマホ・PS・Xbox・Windows。機種をまたいで遊べる

ただし、Switch・PlayStation・Xboxからは借りたサーバーに入れません。サーバーの一覧を自分で編集できるのはパソコンとスマホ・タブレットだけだと、Minecraft公式のヘルプに書かれています。

 

ゲーム機の友達と遊ぶなら公式のRealms、スマホやタブレットの友達なら統合版のサーバーという分かれ方です。機種ごとの可否と、統合版サーバーを実際に立てて測った結果はマイクラ統合版のサーバーの立て方|入れる機種と入れない機種を解説にまとめました。

今回の5社の統合版対応と、最小プランの料金はこうなっています。

サービス統合版統合版の最小プラン
ロリポップ! for Gamers対応2GB(3日260円〜)
XServer VPS for Game対応2GB
ConoHa for GAME対応2GB
Agames対応1GB〜
Aternos対応無料

ここでロリポップの価格が逆転します。Java版では4GB(月1,500円)が最小でしたが、統合版なら2GBが選べます。

つまりSwitchの友達と遊ぶだけなら、ロリポップは今回の5社で最も安く始められる選択肢に変わります。3日プランなら260円です。

 

統合版サーバーの詳しい検証は別の記事で行います。この記事の実測データはすべてJava版のものである点にご注意ください。

何人で遊ぶかで、選ぶプランが変わります

結論:4人までなら2GBで足ります。5人以上で遊ぶか、MODを入れるなら、最初から4GB以上を選んでください。

 

プラン選びでいちばん多い疑問が「何GBを選べばいいのか」です。

各社が公式に出している目安と、編集部が5社を契約して分かったことを合わせて整理します。

人数推奨プラン月額の目安備考
1〜4人・バニラ2GB629〜1,496円各社の公式目安もこの範囲です
5人以上4GB以上1,082〜1,500円ロリポップならJava版の最小がここ(長期契約で1,082円まで下がります)
MODを入れる4GB以上1,082〜1,500円2GBは初期設定でマイクラに1GBしか割り当てられません

編集部が実際にサーバーに入って測ったのはプレイヤー1人までです。何人まで快適かは遊び方(建築中心か、大量の装置を動かすか)でも変わるので、人数の目安は各社の公式表記を基準にしてください。

 

なお、どのサービスも管理画面からプランを上げられます。ただし下げられない会社もあるので、5人以上で遊ぶ見込みがあるなら、最初から4GB以上を選ぶほうが確実です。

マイクラサーバーおすすめ5社を1社ずつ評価

結論:速度で差がつかない以上、選ぶ基準は「何を重視するか」で決まります。5つのパターンに整理しました。

ここまでの実測をふまえて、状況別の答えを書きます。

1位:ロリポップ! for Gamers|はじめての1台に

ロリポップ! for Gamers の公式トップページ

操作画面で迷わないことに、いちばん価値があります。

管理画面のメニューが3つしかなく、バージョン変更もワールドの作り直しも、画面を見ればボタンがそこにあるので迷いません。サーバーの専門用語を調べる場面がほとんどありませんでした。

 

料金は月1,500円(Java版・4GB)で、今回の5社では最も高くなります。ただし4GBは他社の2GBより余裕があるスペックなので、同じ条件での比較では割高とは言い切れません。

  • 向いている人:サーバーを借りるのが初めて/設定でつまずきたくない/友達を待たせずに始めたい
  • 注意点:検証した範囲では自動バックアップが作成されませんでした。大事なワールドは手動バックアップの取得をおすすめします。

申し込みから起動までの画面と、契約前に知っておきたい注意点はロリポップでマイクラマルチサーバーを立てる手順【簡単6STEP】にまとめています。

2位:XServer VPS for Game|中身を自分でいじりたい人に

XServer VPS for Game の公式トップページ

2GBプランが月1,980円。2026年9月1日に1,496円から32%値上げされ、今回の5社でいちばん高くなりました。安さで選ぶサービスではありません。

それでも勧める理由は、サーバーの中に直接入って、中身まで確認できたサービスだからです。応答速度は中央値39msで有料4社の2番目、TPSは20.01(満点)でした。

 

サーバーの中に直接入って設定を変更できるので、慣れてくると細かい調整ができます。実際に中を調べたところ、CPUにはAMD EPYCという業務用の高性能プロセッサが使われていました。ディスクの書き込み速度も1.4GB/秒あり、公称の「高速NVMe」は誇張ではありませんでした。

 

  • 向いている人:多少調べながらでも自分で設定したい/性能を重視する/将来MODを本格的に入れる予定がある
  • 注意点:3ヶ月以上の契約で単価が下がる仕組みなので、長く使う見込みがあるなら最初から3ヶ月以上を選ぶほうが得です。また、2026年9月1日に料金改定が予告されています。

 

なおXServerにはマイクラを遊べるサービスが3つあり、いま最小構成で申し込めるのはこのfor Gameだけです。

申し込み画面と3つの違いはXServerでマイクラサーバーを立てる手順【3サービスを比較】にまとめています。

3位:ConoHa for GAME|まず数百円で試したい人に

ConoHa for GAME の公式トップページ

1年で見ると、今回の5社でいちばん安いのがConoHaでした。4GBを12ヶ月契約した場合で月1,039円、1年で12,468円です。2GBで足りるなら月510円・1年6,120円まで下がります。

 

ただし4GB同士で比べるとロリポップとの差は年1,284円で、大きくは開きません。安さが効いてくるのは、2GBで足りる遊び方をする場合です。

 

時間単位で課金される「時間課金」も選べるので、数日だけ試すこともできます。2GBで1時間3.7円なので、週末だけなら月200円台で収まります。

 

処理速度も問題ありませんでした。応答48ms・TPS20.00で、他の有料3社と体感できる差はありません。メモリの割り当てを管理画面のボタンから変えられるのも、5社の中では分かりやすい部類です。

 

  1. 向いている人:とにかく費用を抑えたい/短期間だけ試したい/メモリ設定を画面から触りたい
  2. 注意点:通常価格は月2,032円で、キャンペーンの有無で支払額が3倍近く変わります。さらにキャンペーン価格が適用されるのは申し込みのときだけで、更新のときには適用されません。1ヶ月契約で始めると2ヶ月目から通常価格が基準になります。また、自動バックアップは申込時に「有効」を選ばないと付きません。ワールドのデータを手元に落とす機能も管理画面にありません。解約するときは、SSHを有効にしてFTPソフトでつなぐというひと手間が必要です。

なおConoHaは料金の仕組みが少し独特です。キャンペーン価格が申し込みのときにしか適用されないため、長く使うつもりなら期間の選び方が効いてきます。

申し込み画面と料金の詳細はConoHaでマイクラサーバーを立てる手順【5社と実測比較】にまとめています。

4位:Agames|MODやプラグインを本格的に管理したい人に

Agames の公式トップページ

数字だけを見れば、Agamesが今回の5社でも優秀でした。

  • 応答速度の中央値34ms(5社で最速)
  • 最大値95ms(跳ね上がりも小さい部類)
  • TPS 20.0(15分間ずっと満点)
  • 月630円(2GB・4コア)

さらに、初めからPaperという高速なサーバーソフトが入っており、性能を測るための道具も最初から用意されていました。MODの導入画面やデータベースの管理画面も揃っています。

 

それでも初めての1台としては、画面がシンプルなサービスを勧めています。

管理画面のメニューが16個あり、サーバーの知識がある人に向けた設計だと感じたためです。この記事のためにサーバーの性能を測ろうとしたときも、ゲーム内からは権限が足りず実行できず、管理画面のコンソールから直接コマンドを打つ必要がありました。

 

Agames 操作画面

Agamesの管理画面

 

  • 向いている人:サーバーの仕組みをある程度知っている/プラグインを自分で入れて管理したい
  • 向いていない人:サーバーを借りるのが初めて/設定に時間をかけたくない

5位:Aternos(無料)|お金をかけずに試したい人に

無料で使えるサービスです。起動は約20秒と速く、契約も不要です。

 

ただし応答速度は287msで有料4社(34〜48ms)の約7倍。実際に遊ぶとブロックを壊す反応が遅れ、走ると位置が巻き戻されます。一人で試すには十分ですが、友達と長く遊ぶ用途には向きません。詳しくは無料サーバーの章をご覧ください。

 

番外:週末だけ集まって遊ぶなら、ロリポップの3日プラン

見落とされがちですが、ロリポップには3日520円というプランがあります。

月額を払い続けるのではなく、遊ぶ週末だけ借りるという使い方ができます。月に1回集まる程度なら、この方式のほうが安く済みます。

 

同じ短期利用でも、ConoHaの時間課金(2GBで1時間3.7円)という選択肢もあります。数時間だけ遊ぶならこちらのほうが安くなる計算です。

5パターンの早見表

あなたの状況おすすめ月額の目安
はじめて借りる・迷いたくないロリポップ! for Gamers1,500円(4GB)
中身を自分でいじりたいXServer VPS for Game1,980円(2GB)
まず数百円で試したいConoHa for GAME初月629円〜(2GB・キャンペーン時)
MOD重視・専門知識があるAgames630円(2GB)
週末だけ遊ぶロリポップの3日プラン520円/3日

どれを選んでも、応答速度で後悔することはありません。それが5社を同じ条件で測って分かったことです。

契約前に知っておくこと(実際につまずいた5つ)

結論:5社を申し込んで実際につまずいた場所を、そのまま共有します。どれも公式サイトには書かれていない部分です。

ここからは、実際に契約して遊ぶまでに遭遇したトラブルと、その対処法です。

なお、アドレス・バージョン・ホワイトリストといった接続そのもののトラブルは、マイクラのマルチプレイができない!原因の調べ方と直し方【Java版】で実物のエラー画面つきにまとめています。

①初回申し込みは4〜6分。思ったより短いです

「サーバーを借りる」と聞くと身構えますが、実際の所要時間はこうでした。ストップウォッチで計測しています。

サービス申し込み完了までの時間
ロリポップ! for Gamers4分12秒
ConoHa for GAME4分59秒
Aternos(無料)5分07秒
Agames5分42秒
XServer VPS for Game6分07秒

ロリポップの申し込み所要時間4分12秒をストップウォッチで計測

実際にストップウォッチで計測しました(ロリポップ:4分12秒95)

※すべてアカウント作成から支払い完了まで。操作したのは同一人物で、サーバーの専門知識はありません。

 

どの会社も5〜6分で、大きな差はありませんでした。ConoHaはSMS認証など本人確認の手順が入るぶん、操作の数はやや多めです。

そして申し込みが終わってからサーバーが使える状態になるまでは、有料4社ならどこも2〜3分でした(無料のAternosは起動ボタンを押してから約20秒)。つまり「思い立ってから15分あれば、友達とマルチプレイを始められます」。

②マイクラを買った直後は、サーバーに入れないことがあります

これは実際に起きたトラブルです。

サーバーの準備を終えてマイクラから接続したところ、次のエラーが出ました。

 

「ログインに失敗しました:無効なセッションです(ゲームとランチャーを再起動してください)」

このとき確認したところ、サーバー側はまったく正常でした。外部から見ると144ミリ秒で応答があり、マイクラのサーバー一覧でも電波は満タン表示。パソコンの時計もズレていませんでした。

 

原因はマイクラ側のログイン情報でした。対処法として試したのは以下です。

  1. マイクラとランチャーを完全に終了する
  2. ランチャーでいったんサインアウトする
  3. 購入に使ったMicrosoftアカウントでサインインし直す

これで接続できました。マイクラを買ってすぐサーバーに入ろうとする人が遭遇しやすいので、覚えておいてください。サーバーのせいではありません。

③無料サーバーのアドレスには、隠れた番号があります

これは無料サーバーを使う人だけの話です。

Aternosのサーバーアドレスは「〇〇〇.aternos.me」という形ですが、実際のサーバーは裏側で別の番号(ポート)に置かれています。

 

マイクラは自動的にその番号を調べて接続してくれるので、ふつうに遊ぶぶんには問題ありません。

ただし、外部のツールでサーバーの状態を確認しようとすると、「オンラインです」という案内だけを返す別のサーバーに繋がってしまうことがあります。実際、今回の計測でも最初にこれに引っかかりました。

 

「一覧では緑になっているのに入れない」という現象に心当たりがある人は、この仕組みが原因かもしれません。

④2GBプランは、初期設定だとマイクラが使えるのは1GBです

XServerのサーバーの中を調べて分かったことです。

2GBのプランを契約しましたが、マイクラ本体に割り当てられていたのは最大1GBまでという設定になっていました。残りはOSなど他の処理のために確保されています。

 

一人で遊ぶぶんには余裕がありますが、MODやプラグインをたくさん入れると、この1GBの上限に当たる可能性があります。

これは変更できます。XServerもConoHaも管理画面から割り当てを増やせて、編集部は1,536MBまで上げられることを確認しました。

 

ただし増やせる幅にも限りがあります。MODを本格的に使う予定があるなら、最初から4GB以上のプランを選ぶほうが確実です。

⑤やめるときの条件は、契約する前に見ておいてください

使わなくなったあとも課金が続くのは、いちばん避けたい失敗です。4社とも契約の切れ方が違いました。

サービス契約の切れ方
ロリポップ! for Gamers契約期間ぶんで終了。3日プランなら3日で切れます
XServer VPS for Game契約期間が明示され、更新しなければ終了します
ConoHa for GAME長期割引パスは期限が明示されます(編集部の契約は9月4日まで)。ただし期間中の途中解約はできません
Agames月額の自動更新。次回請求日が管理画面に表示されます

 

自動更新かどうかは、契約前に必ず確認してください。とくにConoHaの長期割引パスは、期間ぶんを一括で前払いしたうえで途中解約ができません。何年ぶんを先に払うかは慎重に決めてください。

 

そして解約するとワールドのデータは消えます。持ち出せるかどうかは会社によって違うので、この記事のよくある質問にある4社の比較を先に読んでおいてください。

 

なお解約そのものの操作手順は、各社の公式サポートページがいちばん確実です。画面の作りは更新されるので、実際に手続きするときは公式の案内に従ってください。

よくある質問

何GBのプランを選べばいいですか?

友達4人までバニラで遊ぶなら2GBで足ります。各社が公式に出している目安もこの範囲です。

 

5人以上で遊ぶ場合と、MODやプラグインを入れる場合は4GB以上を選んでください。2GBプランは初期設定でマイクラ本体に1GBしか割り当てられません(増やせますが、幅には限りがあります)。

何人まで一緒に遊べますか?

初期設定は各社とも定員20人でした。設定上はこの人数まで入れます。

ただし定員と快適さは別の話です。上に書いたとおり、2GBプランは4人までを目安にしてください。

途中でプランを変更できますか?

今回の有料4社は、いずれも管理画面にプラン変更のメニューがありました(無料のAternosにプラン変更はありません)。

まず安いプランで始めて、重くなってから上げるという進め方ができます。最初から大きなプランを選ぶ必要はありません。

 

ただしXServerの申込画面には「ストレージの増設は一度申し込むと解除できない」という注意書きがありました。容量の追加オプションは慎重に選んでください。

Java版と統合版、どちらのサーバーを借りればいいですか?

遊ぶ人が使っているエディションに合わせてください。Java版とJava版、統合版と統合版でしか、原則として一緒に遊べません。

  • パソコンでMODを入れて遊びたい → Java版
  • Switch・スマホ・PS・Xboxの友達と遊びたい → 統合版

この記事で検証したのはすべてJava版のサーバーです。統合版は別の記事で検証します。

なお、ロリポップはJava版と統合版で最低プランが違い、Java版は4GB(月1,500円)から、統合版は2GBからという構成でした。

誰も入っていない間も、ワールドは進みますか?

初期設定では進みません。ただし設定を変えれば進みます。

実測したところ(XServerで確認)、プレイヤーが0人のときサーバーの更新回数は1秒あたり0回でした。人が入った瞬間に20回へ戻ります。

 

これはserver.propertiesの「pause-when-empty-seconds」という設定によるもので、初期値は60秒です。0にすれば無人でもワールドが動き続けます。

ただし変更には設定ファイルを編集する機能が必要です。「寝ている間も装置を回したい」人は、ファイル管理ができるサービス(ロリポップ・Agamesなど)を選んでください。

解約するとワールドのデータはどうなりますか?

サーバーを解約すると、原則としてデータは削除されます。

続きを遊びたい場合は、解約する前にワールドのデータをダウンロードしてください。ただし、これができるかどうかは会社によって違いました。

サービス管理画面から
ダウンロードできるか
やり方
XServer VPS for Gameできるバックアップ一覧に「ダウンロード」ボタン
Agamesできるバックアップのメニューから「Download」
ロリポップ! for Gamersできるファイル管理でフォルダを選んで「ダウンロード」
ConoHa for GAMEボタンだけではできないSSHを有効にしてFTPソフトでつなぐ

ConoHaだけは、管理画面のボタンを押すだけでは持ち出せませんでした。

バックアップを作る機能はあるのですが、その一覧にあるのは「リストア」と「削除」だけです。同じサーバーに戻すためのバックアップで、外に出す想定になっていません。公式のガイドにも「バックアップデータはご契約サーバー内に保存されます」と書かれています。

 

取り出せないわけではありません。ConoHaの管理画面にはSSHの起動スイッチがあり(初期状態は停止)、これを有効にしたうえでFTPソフトでサーバーにつなげば、ワールドのフォルダをそのままダウンロードできます。無料のソフトがあるので、コマンドを打つ必要はありません。

 

ただし他の3社が管理画面のボタン1つで済むのに対し、ConoHaはこのひと手間が挟まります。

 

解約する予定があるなら、この差は先に知っておいたほうがいい部分です。

なお無料のAternosは、解約しなくても一定期間使っていないとサーバーが削除される可能性があると公式でも案内されています。無料で続けるなら、Google Driveへの自動バックアップを設定しておいてください。

まとめ

結論:有料4社はどれを選んでも快適に遊べます。無料だけが、実測でも体感でもはっきり別物でした。

 

この記事のポイントを3つに整理します。

  1. 速度差はほぼないと考えて良い。有料4社の応答速度は34〜48msに収まり、その差は0.014秒。実際に遊んでも違いは分かりませんでした
  2. 無料と有料の差は、はっきり体感できる。無料は287msで有料の約7倍。ブロックを壊す反応が遅れ、走ると位置が巻き戻されます
  3. 選ぶ基準は管理画面のわかりやすさ。ここが5社で最も差が出ました。はじめてならロリポップ、安さならConoHaかAgames、サーバーの中身を自分でいじりたいならXServerです

ぜひ参考にしてください。

 

この記事を書いた人
ゲームサーバーLabは、マイクラなどのマルチプレイ用サーバーを実際に契約して計測することを方針にしている比較メディアです。公式サイトのスペック表を並べるのではなく、申し込みから解約までを自分たちで通し、数字とスクリーンショットで記録しています。この記事の検証では、5社を自費で契約し、同じ日・同じパソコン・同じ回線で計測しました。サーバーの内部に入ってCPUとメモリの使用量を記録し、実際にマイクラで接続して遊んだうえで書いています。サービスの仕様や料金は変わるため、検証は四半期ごとに実施し、変更があれば記事を更新します。掲載内容の誤りにお気づきの場合は、運営者情報の連絡先までご連絡ください。確認のうえ速やかに訂正します。運営者情報・検証方針について詳しく見る

※この記事の数値はすべて2026年8月4日〜5日に編集部が計測した実測値です。料金・仕様は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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